翡翠の指輪をプラチナ地金から金地金に変えて、華やかなデザインにリフォームさせて頂きましたのでご紹介します。
両サイドにスクエアカットのダイヤモンドが2こずつセットされた翡翠の指輪。
クールですっきりとしたデザインで素敵なのですが、横から見ると翡翠の台座部分が飛び出しており、普段使いしづらそうです。
お客様からは「元のデザインを活かしつつ、華やかな金の地金で作り直したい」とご相談をいただき、谷口宝石でリフォームさせて頂きました。
まずはお客様のご希望を伺いながら、ジュエリー職人がデザイン画を製作。
翡翠と両サイドにセットされたダイヤモンドはそのまま活かし、上下の細いラインで挟み込んだカジュアルなデザインの指輪 にリフォームすることになりました。
製作過程を少しご紹介します↓
【1/2】まずはリング部分を製作、ざっくりした形を磨いてカタチを整えます。
【3/4】宝石を留める土台部分を別パーツで製作しました。3が表から、4が裏から見たところです。Xのようになっているワイヤー部分が 宝石を留める「爪」になります。
【5】リングと宝石を留める土台を接着します。
【6】ワイヤーをカットし、宝石を留める爪のカタチを整えていきます。
【7】両サイドのダイヤモンドを埋め込みました。
【8】最後に翡翠をはめ込んで完成です...!
完成した指輪がこちら♪
いかがでしょうか、元のプラチナ地金の指輪よりパッと明るく華やかな印象 になりました。
金地金の指輪は見た目が重くなりがちですが、宝石部分を上下の細いラインで挟むことで、カジュアルな雰囲気に仕上げています。
また上下ラインのデザインにすることで、物理的な「重さ」も軽くなるというメリットもありますよ。横から見たときのでっぱりも解消されて、普段使いもしやすくなりました。
お客様にもプラチナのときよりも華やかになったと大変喜んでいただきました。お客様、この度は素敵な翡翠の指輪リフォームをご依頼いただき、本当にありがとうございました。
お客様にはさらに、エメラルドの指輪のリフォームもご依頼いただきました。
バケットカットのダイヤモンドに囲まれたエメラルドの指輪。ゴージャスで素敵ですが、普段使いはしにくそうですね。
こちらは 指輪からエメラルドのみを枠ごと切り離し、一粒ネックレスにリフォーム させていただきました。
スクエアエメラルドのシンプルなネックレス、色んなファッションとあわせてお使いいただけそうですね。
さて、今回は翡翠とエメラルドの指輪をリフォームさせていただきました。ともに 5月の誕生石で「緑」を代表する宝石です。
どちらもリフォームのご依頼の多い宝石ですが、実は エメラルドは非常に内包物が多い鉱石で、割れやすい性質 を持っています。他の宝石に当たったり、何かにぶつけた衝撃で割れてしまうこともありますので、取り扱いは注意が必要。谷口宝石でも デザインによっては修理やリフォームが難しい場合 があります。
対して 翡翠は比較的丈夫な性質を持つ宝石 です。モース硬度=傷のつきにくさは6.5~7と、エメラルドの7.5~8に劣りますが、靭性=物質の粘り強さ、衝撃を受けたときの壊れにくさは強く、宝石の中では一番割れにくい と言われています。
ただしモース硬度は高くないので、表面の傷がつかないよう気をつけてくださいね。
谷口宝石ではそれぞれの宝石の性質にあわせて 熟練のジュエリー職人が細心の注意を払ってリフォーム を行っております。
翡翠・エメラルドをはじめ、リフォームが難しい宝石たちもお客様のご希望にお応えできるよう、最大限努力いたしますので、ジュエリーのリフォームをご検討の際はどうぞお気軽に谷口宝石までご相談ください。
■谷口宝石|リフォームのご案内 https://www.taniguchi-houseki.com/reform ■谷口宝石|リフォームに関するお問い合わせ https://www.taniguchi-houseki.com/form ■谷口宝石|ご予約はこちら https://www.taniguchi-houseki.com/book-online
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