ご家族が遺された 形見の指輪をペアリング＆ファッションリングにリフォーム させて頂きましたので、ご紹介します。
谷口宝石にご夫婦でご来店されたＫ様。
旦那様のお母様が遺された形見の指輪 を使って、ペアリングと、旦那様＆奥様用のファッションリングを１点ずつ制作したいというご相談でした。
お持ちになった指輪は全部で11点、18金の指輪が6点、プラチナの指輪が5点です。
お客様からは 形見の指輪の地金を全て使って プラチナのペアリング、旦那様用の18金ファッションリング、奥様用のプラチナファッションリングをつくりたいとご希望を頂きました。
さらに奥様からは「ルビーとダイヤモンドの指輪（写真右上）の石を組み合わせて使いたい」とご希望を頂きましたよ。
早速、お客様とデザインについてお打ち合わせをさせて頂き、職人がデザイン画を制作させていただきました。
ペアリングは長く使えるようにデザインはシンプルに、旦那様のリングは幅広タイプで制作します。
旦那様のファッションリングは、いろいろなデザインを参考にしつつ、印台リングに横ラインを彫り込んだデザインに決定、奥様の指輪はルビー3石とメレダイヤ６石を組み合わせて、女性らしい繊細で柔らかなデザインの指輪を制作することになりました。
今回は新しい地金などは足さず、お母様の形見の指輪の地金・宝石のみを使ってリフォームします。そのため 材料費は不要、加工費用のみでリフォームできる ということで、K様ご夫妻にも大変喜んでいただきましたよ。
完成した指輪をご紹介します。
まずは、旦那様の18金のファッションリングがこちら。形見の金地金の指輪６本をまるごと溶かして叩いて鍛え直し、鍛造製法ならではの、重厚感にあふれる指輪 にリフォームしました。
横向きに３本、職人が手彫りで入れた太めラインがとても個性的 でおしゃれですね。どっしりとした重厚感、着けたときの存在感も抜群です。
ラインの凹凸部分が光を反射して、地金が上品に輝くところも旦那様には気に入っていただきましたよ。
奥様のファッションリングがこちらです。流れるような女性的なラインが美しい、繊細なデザインの指輪が完成しました♪
すべてを手作業で行う鍛造製法は、実は繊細なデザインにはあまり向いてはいないのですが、当店のジュエリー職人は細かい造形も得意です。
ルビーとダイヤモンドを埋め込むための細かいパーツ作りには少し苦労しましたが、素敵な指輪に仕上がりました。
マーキス型のルビーのカタチがデザインに素敵に活かされていますね。デザイン通りの仕上がりに「まるで天使の羽みたい...！」と奥様にも大変喜んでいただきましたよ。
最後に、完成したペアリングがこちらです。
地金の美しさ を活かしたシンプルな仕上がり。奥様の指輪は ファッションリングと重ねづけ して楽しんでいただけるよう、ラインをあわせて制作しました。
重ねづけすると 幅広のファッションリングのような印象 となり、華やかさとゴージャスさが増しますね。単独で着けたり、重ねづけしたり、いろいろな着け方を楽しんで頂けたらと思います♪
お受け取りの際、ペアリングをお互いにリング交換にように着けられたＫ様ご夫妻。完成した指輪を大変気に入ってくださり、スタッフ一同、本当に嬉しく思っております。
この度は、数ある宝石店の中から大切な形見の指輪のリフォームを谷口宝石にご依頼いただき、本当にありがとうございました。新しいデザインに生まれ変わった指輪たち、末永くお使い頂けましたら幸いです。
さて、今回は お母さまが遺された形見の指輪をペアリング＆ファッションリングにリフォーム した事例をご紹介させて頂きました。
谷口宝石では ジュエリーの買取を行っていることもあり、以前からご家族が遺された形見のジュエリーや貴金属の査定や買取をご相談頂くことが多かったのですが、ここ数年は形見の宝石のリフォームのご依頼が増えてきました。
ひと昔前よりもジュエリーリフォームを取り扱うお店が増え、身近になってきたからかもしれませんね。常日頃から、宝石やジュエリーをご家族の財産として引き継いでいっていただきたい と思っております谷口宝石社長としましても、大変うれしいことです。
使わないからと売却してしまうのは簡単ですが、手放せば二度と戻っては来ません。ぜひ、今回ご紹介しましたＫ様ご夫妻のように、形見や想い出の宝石・ジュエリーがありましたら、リフォームしてデザインを変えながら、末永く大切に引き継いで頂けたらと思います。
宝石・ジュエリーのリフォームのことならなんでも、お気軽に広島本通【谷口宝石】までご相談くださいませ。
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