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眼鏡を指輪にリフォーム|今年一番の大作をご紹介♪|形見のリフォーム⑦


眼鏡フレームを溶かして指輪にリフォーム させて頂きましたのでご紹介します。


宝石がたくさん埋め込まれたゴージャスな指輪、元が眼鏡だったとはとても想像できない仕上がりになっています。デザインの複雑さもかかった時間も今年一番、谷口宝石のジュエリー職人、ティム・フィリップが精魂込めて作った大作ジュエリー です...!


留め金部分にエメラルド・ルビー・サファイア・ダイヤモンド、4種類の宝石が埋め込まれた素敵な眼鏡フレーム。

材質は18金 です。


お持ちになったのは、これまでも何度か谷口宝石でジュエリーリフォームをされているお客様。こちらの眼鏡は、亡くなったお母様の形見のお品物 だそう。


ペンダントへのリフォームを検討されましたが、最終的に 指輪にリフォーム することに決定。眼鏡に埋め込まれていた宝石をすべて使ったゴージャスな指輪のデザインを、ジュエリー職人が描かせて頂きました。


指輪の真ん中に入れる大きめのエメラルドと縁を飾るメレダイヤは、谷口宝石で新しくご用意します。



日々、多くのジュエリーリフォームを行っている谷口宝石ですが、眼鏡を素材にリフォームのするのは珍しいこと。年に1、2回あるかないかの頻度です。

素材も珍しければ 制作の過程もとても面白い ので、一部をご紹介いたします。


【1】眼鏡の地金に火を入れて、一度まるごと溶かします。

【2】土台の指輪部分が完成しました。【1→2】の間ですでに、溶かした金をひたすら叩いて鍛え直す(鍛造)ための長い時間がかかっています。

【3】エメラルドをはめ込む真ん中のパーツまで完成しました。

【4】他の宝石たちをはめ込む細かいパーツを作っています。パズルのような精密さ が必要とされる複雑なパーツ、滅多に泣き言を言わない当店の職人も若干、心が折れそうになっていましたよ。


【5/6】宝石を埋め込むためのパーツをすべて、指輪の土台部分にはめ込み終わったところです。

釘のように飛び出している突起が、宝石を留める爪 になりますが、この時点ではなにかの武器のように見えますね…。


【7】指輪の上と下のラインにメレダイヤを埋め込み終わったところです。

他の宝石を埋め込む過程もご紹介したかったのですが、職人が集中しすぎて写真を撮り忘れてしまいました。残念です。


【8】完成しました!


仕上がりの感じ、いかがでしょうか?

18金の眼鏡フレームがまるで ヨーロッパの美術館に飾ってありそうな素敵な指輪 に生まれ変わりましたよ。


十字に配置したエメラルドのまわりをルビーが華やかに彩り、格子状にはめ込まれた縦横の3本のラインが交差する部分には、サファイアとダイヤモンドを埋め込んであります。


圧巻なのは、指輪の縁に埋め込ましたメレダイヤのラインに沿ったミル打ち…!

肉眼では見づらいほど細かいミル打ち が美しく施されています。ミル打ちは機械でされる宝石店さんが多いですが、当店の職人はすべて手で行っています。

「本当に手作業でつくったの?」と疑いたくなるぐらい精巧な仕上がりとなりました。


お客様も素敵に生まれ変わった指輪を大変気に入ってくださいましたよ。この度は大切なお母さまの形見のリフォームを谷口宝石にご依頼いただき、本当にありがとうございました。


今回の指輪は、横や裏面からみるとリング部分もしっかりとした厚みがあり 金をたくさん使っているように見える のですが、実は 地金の部分はお持ちになった眼鏡だけ で賄っています。細く見える眼鏡フレームですが、全体では意外と重さがあり ジュエリーリフォームの意外とよい素材 なんですよ。


貴金属の高騰 により、地金の代金がジュエリーのオーダーメイドやリフォーム費用の大きな割合を占めるようになっていますが、今回は地金をすべて元の眼鏡で賄うことで、複雑なデザインの割に、とてもリーズナブルな価格でリフォーム をして頂くことができました。


今回は お母様の形見の眼鏡をリフォーム させて頂きましたが、自分が昔使われていた眼鏡はもちろん、ご家族が不要になった眼鏡など、18金フレームのものがありましたらぜひ、売却だけでなく、ジュエリーリフォームの素材として使ってみる ことも検討してみてはいかがでしょうか?


デザインやリフォームのアイディアなど、お気軽に谷口宝石までご相談くださいね。


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