ジュエリーリフォームと聞くと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか？
立て爪リングがメレダイヤが取り巻く華やかな指輪に変わったり、古いジュエリーが流行りのデザインに変わったり...。ジュエリーのデザインを変える というイメージが強いのではないでしょうか？
谷口宝石でジュエリーのリフォームをされるお客様方の理由はひとそれぞれ。もちろん、純粋にデザインを変えたいというお客様もいらっしゃいます。
ですが実は、一番の多い理由は 使いにくさや悩みを解消したい というものです。
デザインは素敵なのに、いざ使ってみると着け心地が悪かったり、洋服や髪に引っかかってしまたり、宝石の位置が思った場所に来なかったり...。
靴や洋服と違って、ジュエリーを購入するときに 着け心地 を気にする方は少ないでしょう。しかし、ネックレスや指輪など、毎日のように使う場合、感じる違和感やストレスは次第に大きなものになっていきます。
今回、それぞれ異なる理由で「リフォームしたい」というご依頼頂きましたので、いくつか実例をご紹介いたします。
【A】お悩み：ダイヤモンドが当たって痛い！
一見、シンプルなダイヤモンドネックレス。実は 某有名ブランドの人気のデザイン です。ダイヤモンドを留める枠が薄く、裏側からダイヤモンドの尖った部分（ キューレット）が飛び出しているのが特徴なのですが、肌に当たって痛い と仰る方も少なくありません。
ご依頼くださったお客様、お店で試着したときには気にならなかったそうですが、実際に普段使いを始めてみると、肌に刺さるような感じが痛く、着けるのが嫌になってしまった そうです。ダイヤモンドが大きいほど、当たる感触が気になるかもしれませんね。シンプルな６点留めのネックレスにリフォームさせて頂き、お客様のお悩み解決です。
【B】お悩み：思っていたのとイメージが違った
こちらはダイヤモンドを２点で留めた２点留め というデザイン。もともと指輪だったものをリフォームして作られたそうです。お客様は６点留めで作る予定でしたが、「２点留めの方が綺麗に見えますよ」というお店の方の意向で２点留めのネックレスになってしまいました。
ですが、やはり使っていくうちに ６点留めにしたい という想いが強くなったそうです。
１点留めや２点留めは、ダイヤモンドが大きく綺麗に見えますが、作りによっては安定が悪く、肌の上で転がってしまったり、派手に見えすぎて普段使いしにくく感じる こともあります。
谷口宝石で６点留めに再リフォームさせて頂きましたが、並べてみると印象がかなり違いますよね。２点留めは綺麗ですが、ダイヤモンドの主役感 がすごいです。
リフォームするときは、ジュエリー単独のイメージではなく、ジュエリーを使っている自分の姿をイメージ してリフォームされると良いですよ。
【C】髪の毛が絡まります…！
こちらはシンプルなダイヤモンドのネックレス。旦那様からのプレゼントなのだそうですが、チェーンが髪の毛に絡まるとお困りでした。
この ネックレスが髪の毛が絡まる問題、
「一回もない」という方もいれば「度々絡まる」という方も。おそらくは髪質や髪型の問題と思われます。
谷口宝石でお聞きしたところによると、比較的猫毛の柔らかい髪質の方がよく絡まる ようです。チェーン自体に目には見えない引っ掛かりや傷など、何かしらの問題がある場合もありますので、頻繁に起きて困るという場合は、一度谷口宝石にご相談くださいませ。
今回のお客様は「指輪に変えたい」というご希望でしたので、６点留めのシンプルな指輪にリフォームさせて頂き、お客様のお悩みは解決です。
【D】指輪が引っかかって使いづらい
こちらは1980年代に流行った「一文字リング」。立て爪リングと同様に、飛び出した石の部分が洋服や物に引っかかる とご相談の多いデザインです。
今回は 一文字のデザインを活かしたまま、高さを低くし普段使いしやすいようにリフォームをしました。高さがなくなるだけで、今風のすっきりしたデザインの指輪へと生まれ変わり 悩みの原因だったひっかかりも解消 しました。
流行っていた当時、一文字リングは立て爪とセットで使うことが多かったようです。
そのため、両方お持ちのお客様が多く、谷口宝石では２つを組み合わせて一つのジュエリーを作るリフォームも人気ですよ。
以上、お客様のお悩みを解決するジュエリーリフォームの実例をご紹介しました。
今回のリフォームは ジュエリーの見た目 にはあまり大きな変化はありませんが、お客様それぞれの悩みの内容を解決するリフォーム です。
指輪やネックレスなどのジュエリーは毎日、身に着けるもの。少しだけデザインやパーツを変えるだけで、違和感やストレスが解消することもありますよ。ジュエリーに関して何かお悩みなどありましたら、お気軽に谷口宝石までご相談くださいませ。
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